2009年07月13日

熊谷守一の版画、無断複製出回る?

岐阜県出身の画家・熊谷守一の作品を無断複製した版画が出回っていることが分かり、熊谷とゆかりの深い岐阜市の老舗画廊が実態調査や作品の廃棄に乗り出した。

熊谷作品の著作権者から依頼を受けた画廊社長は、「多くのファンがだまされている実態を見過ごせない」と憤っている。

調査を始めたのは、岐阜市柳ヶ瀬通の柳ヶ瀬画廊。市川博一社長(53)が、熊谷守一の次女で東京都豊島区立熊谷守一美術館の熊谷榧(かや)館長(80)から、「一部の不心得な業者が勝手に増版し、勝手に販売している」と相談を受け、今年6月に榧さんと著作物管理委託契約を結んだ。

熊谷は油彩のほか、日本画、書、陶器の絵付け、判子、版画の原画など様々な作品を手がけた。無断複製が出回っているのは版画で、市川社長は「10年ほど前から目立ち始めた」という。

熊谷の版画は生前に刷られた版に加え、榧さんが許可し、熊谷守一美術館などで扱っている作品に限られるが、市川社長は「明らかに海賊版と分かる作品が、ネットオークションや名古屋の質屋に持ち込まれている。パソコンで色の調整を施したものなど、よほどの専門家でないと見分けが付かない」と話す。

人気作品の「桜」は、生前に刷られた280部、死後に榧さんが許可した200部が正式な作品数だが、市川社長によると、1500〜3000部の無断複製作品が市場に流れているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000073-yom-soci


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